今週のGBUランキング (2011/07/27~2011/08/02)
なんやかんやでトリプルも全一になりました。二冠達成です。
昔、とはいってもほんの10年ちょっと前の話なんですけど、セイウンスカイっていう名前の競走馬がいて、俺はその馬のことがものすごく大好きでした。愛していた、といっても過言ではないかもしれません。
セイウンスカイは、スペシャルウィークやキングヘイロー、エモシオン、ボールドエンペラー、メジロランバートといった強力なライバルたちを相手に、大きなレースを二つも勝ち、二冠馬と呼ばれるようになったんです。当時の俺は感動に打ち震え、自分のことのように喜びました。ずっと信じていたセイウンスカイが二冠を獲ったぞ、とスナックを営んでいる母親に報告もしました。
そしていま、あの大好きだった、俺の中では誰よりも強く、なによりも速かったセイウンスカイに、ようやく肩を並べることができました。いまは北海道で静かに余生を過ごしている彼に、「だいぶ待たせちまったな」と一言いってやりたいですね。スカイプでいってやりたいです。
[シングル構築] 第27回あんぐらオフ 使用パーティ

| ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キノガッサ | ポイズンヒール | 種爆弾 | ローキック | 茸の胞子 | 身代わり | 毒々玉 |
| カイリュー | マルチスケイル | 逆鱗 | 神速 | 炎のパンチ | 瓦割り | 拘り鉢巻 |
| ボルトロス | 悪戯心 | 10万ボルト | 目覚めるパワー氷 | 気合い玉 | 蜻蛉返り | 命の珠 |
| ハッサム | テクニシャン | バレットパンチ | 蜻蛉返り | 剣の舞 | 羽休め | オッカの実 |
| テラキオン | 正義の心 | インファイト | ストーンエッジ | 岩雪崩 | 電光石火 | 気合いの襷 |
| ユキノオー | 雪降らし | 吹雪 | 絶対零度 | 宿り木の種 | 守る | 食べ残し |
生まれてはじめて参加したポケモンガチ対戦オフ、第27回あんぐらオフで使用したパーティです。予選を12勝3敗で1位通過、決勝トーナメントは1回戦で敗退し、ベスト8でした。まずまずの結果を出すことができたので、おそるおそる公開してみることにします。
自分より遅い相手に圧倒的な強さを持つキノガッサをひとつの勝ち筋として考えた構築です。

まず、このポケモンの特徴として「上から殴られない以上はほぼ確実に完封できる」という点が挙げられます。ひとたびパターンに入ってしまうと一気に全抜きの危険性が高まってしまうため、相手はどうしてもキノガッサに強いポケモンの選出を強いられることになります。要するに相手の選出が読みやすくなると。もうひとつの特徴として「茸なのに意思を持って殴りかかったりしてきて超怖い」というのもありますが、このゲームはそんな連中ばかりなので大丈夫でした。
んで、えっと、相手の選出が読みやすくなるというのは大きなアドバンテージで、たとえばラティオスやメタグロスが出てきそうならボルトロスやハッサム、ウルガモスやボルトロス、サンダーが出てきそうならテラキオンといった具合に、キノガッサに強いポケモンに圧力をかけられるポケモンを先発要員として組み込みました。
個人的にシングルは構築と選出のゲームだと思っているので、ただそこにいるだけで相手の選出を絞っていけるキノガッサはほんとうに偉いです。むしろ見せポケとしてのポテンシャルの高さのほうこそを評価しているかもしれません。
また、ボルトロスとハッサムに搭載した蜻蛉返りが大きな鍵となっていて、この技をガンガン振っていくことによって、積極的にキノガッサの起点を作っていきます。相手の不意の交代に合わせられたり、単純に後攻蜻蛉返りからの無償降臨を狙えたりするので、キノガッサとは非常に相性のいい技といえると思います。
ただ、いくらキノガッサが強いとはいっても、全方位的に能力を発揮できるポケモンではなく、当然ながらとても繰り出すことのできない相手というのも存在します。そこでもうひとつの勝ち筋として、鉢巻カイリューに目をつけました。

こちらのコンセプトはずばり「神速で上から殴るだけの簡単なお仕事」です。取り巻きで相手の体力を神速圏内に持っていくことを強く意識して立ち回っていくわけですが、蜻蛉返りでぐるぐる回しているうちに気がついたらカイリューで全縛り、という状況も珍しくはないので、ここでも大きなシナジーを見込めてしまいます。強いね、蜻蛉返り!
マルチスケイルによるタイマン性能はいまさら語るまでもなく、ほぼ確実に一体以上は持っていくその圧力はほんとうに強力ですが、拘り鉢巻で決定力を持たせている分だけ小回りはきかなくなっていますし、無闇に逆鱗を撃ってしまうと鋼で簡単に止まったり、混乱で事故ったりしてしまうので、できる限り神速だけで全抜きできる状況を作り出すことが肝要です。
そんなわけで以下は個別解説。

キノガッサ (陽気) 種爆弾 / ローキック / 茸の胞子 / 身代わり @ 毒々玉
H161(204)-A150-B100-Cx-D87(52)-S134(252)
- H8n+1
- 無補正C252振りボルトロスの帯目覚めるパワー氷を確1耐え
- 無補正C252振りバンギラスの大文字を乱1耐え(5/16)
最速は確定で、残りはすべて耐久に。攻撃に振るとガブリアスの身代わりをローキックで破壊できるなどのメリットがあることも重々承知していますが、それよりもさまざまな攻撃を耐えてローキックからの催眠ループに持ち込むことのほうが重要だと考えました。不一致抜群や不意の急所などをミリ耐えしてからの反撃というケースも少なくはなかったので、基本的には耐久振りで間違ってはいないと思います。
技については、ローキック、茸の胞子、身代わりまでが確定で、残りひとつを種爆弾か岩雪崩かで迷ったのですが、今回の構築ではカイリューとテラキオンでウルガモスへの決定力は確保できているので、タイプ一致で雨パへの打点としても期待できる種爆弾を選択しました。
キノガッサは相手を選べばとことん強いですが、勝てない相手にはほんとうに手も足も出ないので、慎重に立ち回っていかなければなりません。ラティオスやウルガモスが後ろにいそうなときに迂闊に繰り出すと、身代わりや積みの起点にされて地獄を見ます。

カイリュー (意地っ張り) 逆鱗 / 神速 / 炎のパンチ / 瓦割り @ 拘り鉢巻
H183(132)-A204(252)-B116(4)-Cx-D121(4)-S115(116)
- 無補正H252振りロトムを逆鱗で確1
- 無補正A252振りガブリアスの鉢巻逆鱗をマルチスケイル込みで乱1耐え(12/16)
- 無補正C252振りラティオスの珠流星群をマルチスケイル込みで乱1耐え(15/16)
- 無補正最速S61族+2
神速の縛り範囲を少しでも広げるために攻撃に極振りにしています。有無をいわさず全抜きすることが求められているポジションなので、火力を落とすことはあまり考えたくありません。あとは最低限の素早さを確保して、耐久に振りました。あんぐらオフでは第3位の使用率と、ここ最近で一気に激増している感のあるカイリューミラー対策で、もっと素早さに振ってもいいかもしれませんが、ラティオスなどに強気に立ち回ることができなくなってしまうので、そのあたりは一長一短ですね。
技構成は逆鱗、神速までは確定で、構築的に重たくなっているメタグロスとナットレイへの打点として炎のパンチ、バンギラスや風船ヒードランに刺さる瓦割りを選択しました。ただ、瓦割りに関してはまったく撃つ機会がなかったので、逆鱗や神速を受けにきた相手に入りやすい地震に変更してもいいかもしれません。
そして、鉢巻カイリューを扱う上で大切なのは神速のダメージ感覚を把握しておくことだと思っています。
- 無補正H252振りウルガモスに神速で56.2%~66.6%のダメージ
- 無補正B4振りガブリアスに神速で43.1%~51.3%のダメージ
- 無補正B4振りキングドラに神速で52.6%~62.6%のダメージ
- 無補正H252-B4振りニョロトノに神速で48.7%~57.8%のダメージ
- 無補正B4振りバシャーモに神速で65.8%~77.4%のダメージ
- 無補正B4振りラティオスに神速で58.7%~69.6%のダメージ
上記はあくまで参考例ですが、神速を撃ち込んでいきたい仮想敵にどれだけのダメージが入るのかあらかじめ覚えておけば、縛れているかどうかの判断がすぐにつくので動かしやすくなっていいです。

ボルトロス (臆病) 10万ボルト / 目覚めるパワー氷 / 気合い玉 / 蜻蛉返り @ 命の珠
H167(100)-A121-B90-C164(152)-D101(4)-S179(252)
- 無補正H252振りニョロトノを10万ボルトで乱1(14/16)
- 無補正H252-D196振りメタグロスを10万ボルトで乱2(40.6%)
- 補正H252-D252振りナットレイを気合い玉で確2
- 無補正H252振りガブリアスを目覚めるパワー氷で確1
- 無補正C252振りラティオスの流星群を乱1耐え(15/16)
- 無補正A252振りガブリアスのストーンエッジを乱1耐え(9/16)
スカーフラティオスに対して安全に蜻蛉返りを撃っていきたいので、流星群を最高乱数以外耐え調整にして、残りを特攻に。ボルトロスに持たせる火力アップアイテムといえば達人の帯が一般的ですが、今回は命の珠を採用してみました。
心許ない耐久がさらに悲しいことになってしまうリスクはありますが、カイリューの神速圏内まで削るという仕事を任されている立場上、等倍相手にも大きなダメージを入れられる命の珠のほうが都合がいいと判断しました。比較的選出されやすいメタグロスやローブシンへの打点としても機能してくれたので、いい選択だったと思っています。
気合い玉については、自分の運命力が信じられなくて結局一発も撃たずに終わってしまったので、ここは電磁波にしたほうが汎用性が上がってよかったかもしれません。そうすると今度はナットレイに悩まされるという罠が待ち受けていますか。

ハッサム (意地っ張り) バレットパンチ / 蜻蛉返り / 剣の舞 / 羽休め @ オッカの実
H175(236)-A198(236)-B121(4)-Cx-D101(4)-S89(28)
- H16n-1
- A11n
- 無補正B4振りラティオスを蜻蛉返りで確1
- 無補正H252振りバンギラスをバレットパンチで確2
- 無補正C248振りラティオスの眼鏡目覚めるパワー炎をオッカ込みで確1耐え
- 無補正無振りS70族-1
耐久は最低限の調整だけしておいて、かなりの割合を火力に割いた攻撃的なハッサム。ラティオスを受けきるのが若干難しくなってしまいますが、ボルトロスの珠蜻蛉返り+ハッサムのバレットパンチで高乱数で落とすことができるので、あまり気になりません。それよりもボルトロスと同様、カイリューの神速圏内まで削るために火力を持たせたほうが勝ち筋に乗りやすくて使い勝手がいいと感じました。そういう意味では鋼のジュエルなどを持たせてさらにプレッシャーをかけていきたい気もしますが、目覚めるパワー炎が蔓延っている現状ではやっぱりオッカの実が安定しやすいかなと。
剣の舞と羽休めによってハッサムミラーやメタグロスなどに対して強気に立ち回ることができ、うまく積めればそのままフィニッシャーとして仕事をすることができるのも強いですね。素早さについては、後攻蜻蛉返りの成功率を上げるためにもっと遅くすることも検討しましたが、遅いバンギラスなどの炎技を被弾するのを嫌ってこの数値に落ち着きました。おかげでハッサムミラーのタイマンで競り勝つことができたりしたので、まあ悪くはないはずです。

テラキオン (陽気) インファイト / ストーンエッジ / 岩雪崩 / 電光石火 @ 気合いの襷
H167(4)-A181(252)-B110-Cx-D110-S176(252)
キノガッサがウルガモスを呼びやすい性質上、その対策としてテラキオンを採用。襷を盾にしたタイマン性能の高さはピカイチで、ほとんどの場面で腐らずに一定の仕事をしてくれるので先発向きですね。
ただ、雑に扱ってほんとうに倒したい敵と対峙する前に落とされてしまうと、絶望でプレイヤーの目の前が真っ暗になった挙句に失禁ジョロリということにもなりかねないので、なるべく丁寧に動かしていく必要はあります。特に砂下のドリュウズに対してはテラキオン以外に対抗する手段が乏しいため、気合いの襷を消費しない立ち回りを心がけないといけません。
技のほうはというと、連勝しないといけない環境でストーンエッジに頼るのはあまりに心細かったので、チキって岩雪崩も仕込んでみました。対ウルガモスが安定しやすいのと、それなりの期待値で怯みからの完封やワンチャンを見込めるので、ストーンエッジよりも断然使いやすく感じました。ただ、このままだとローブシンが相当重たいので、いっそストーンエッジを切って剣の舞を仕込む構成もありだと思います。

ユキノオー (穏やか) 吹雪 / 絶対零度 / 宿り木の種 / 守る @ 食べ残し
H192(212)-Ax-B95-C112-D132(116)-S103(180)
- H16n
- D11n
- 無補正C252振りラティオスの眼鏡流星群を乱1耐え(15/16)
- 無補正最速50族+1
主に雨パ対策として採用。とにかく天候さえ死守できれば取り巻きでどうとでもなるので、繰り出し性能を上げるために水準以上の耐久を確保。また、ニョロトノやバンギラス、ラッキーあたりに先制して絶対零度や宿り木の種を撃つために多めに素早さに振っています。
机上論では絶対に必要なポケモンだと思っていましたが、結局あんぐらオフでは1回しか選出しませんでした。雨パ相手にも選出しないという始末。もうちょっとどうにかしてあげないといけないですね。まあニョロトノの選出を抑えるという見せポケとしての役割は果たしていたはずですし、もしいなかったら天候パに好きなようにやられてしまうので外せない存在ではあると思います。